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魔の山と熱海旅行

今週のホームページは、わたなべが担当します。


昨日でゴールデンウィークが終わってしまいましたね。

読者のみなさんはゴールデンウィーク、どのように過ごされましたか。

ぼくは、友人の結婚式で静岡県の浜松まで行き、そのついでに熱海で1泊の旅行をしてきました。


今回は、熱海旅行で実感した旅の良さについて書いていきたいと思います。


初日は、行列にならび金目鯛の海鮮丼を食べ、サンビーチで海を眺めながら、帆立の浜焼きをかじり、熱海ビールを飲みました。

夜は、山の上にある旅館で温泉につかり、翌日は、雑誌に載っている熱海プリンやモンブランアイス、熱海バターあんぱんなどを食べました。


すごく自慢話になってしまいましたが、すごーーく気分転換できたんです。


基本的にぼくは、キャッチコピーのことや趣味の音楽や小説のことで頭がいっぱいなので、「けっ、旅行なんか行かなくても、趣味が一番の気分転換だい」と考えているのですが、

今回の旅行で「なかなか旅行も悪くないかもしれないな」と思えました。


その2日後に、たまたま本屋で「魔の山」(トーマス・マン)を購入したのですが、

読み進めていて、ハッと気付かされる一文があったので紹介します。


「旅にでて、二日もすると日常生活、すなわち義務とか利害とか心配とか見込みとか、自分がそういう名前で読んでいたいっさいのものから遠ざかってしまう。〜中略〜

ふつうには時間だけが持っていると考えられている力を、われわれ人間とその故郷との間に旋回し疾走しながら拡がっていく空間が示すようになる。つまり、空間も時々刻々に心的変化を生み出すのだ。〜中略〜時は忘却の水だと言われるが、旅の空気もそうした一種の飲物であり、時の流れほど徹底的ではないにしても、それだけにいっそう効き目は速い。」


そうか、ぼくと故郷との間に拡がっていく空間が、ぼくを癒してくれたのかもしれないなと妙に納得しました。


旅は、私と現実の距離を離してくれる忘却の薬なんだ、と思いました。


最後まで読んでくださりありがとうございます。

早速、夏休みに軽井沢でのんびりする計画を立てはじめました。

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熱海サンビーチの写真








 
 
 

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